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スペイン留学の新型コロナウイルス対策

スペイン留学のコロナウイルス対策

新型コロナウイルスの収束に目処が立っていない一方、一部の国では入国制限が解除され、留学できるようになりました。ただし、留学できるといっても日本より状況が良くない国も少なくありません。語学学校が通常授業を再開するにあたり、どのような対策を施しているのか気になるところです。今回はスペインの状況について報告します。
※2020年8月12日現在

スペインへの入国条件

日本居住者であれば、スペインの入国に支障はありません。また、14日間の隔離措置なども不要です。
ただし、感染症危険レベルは3(渡航中止勧告)です。
また、日本帰国時にはPCR検査が実施され、陰性であっても自宅やホテルなどで14日間の待機が必要です。

現地スペイン語学学校の対策

では、現地スペインの語学学校はどのように安全を確保しているのでしょうか?スペイン最大規模の語学学校、Enforexの対応例(抜粋)をご紹介します。
※Enforexと同じ教育団体が運営するdon Quijoteも同じ条件です。

1. 衛星管理

1-1. 学校入り口での消毒と学生の登校時に体温測定を実施。
1-2. 構内入館後、学生は
消毒剤による手洗いを実施。学校は手指消毒剤、石鹸、使い捨て手袋などの衛生資源を提供。
1-3. オリエンテーションでは、滞在中に実施すべき衛生管理と対策に関するパンフレットを学生に提供。また、教材は学生と教師間での共有はなし。
1-4. 通学時などに利用する公共交通機関では、スペイン政府などの指示によりフェイスマスクの着用を義務付け。学生がフェイスマスクを所持していない場合は、学校が購入先を案内。また、Enforex各校には、保健省が認可したレートで販売できるフェイスマスクの在庫が多少あり。
1-5. 学校内施設の毎日の洗浄と消毒。ドア、椅子、机、教材などの共有施設は、セッション後に教室のメンテナンスと清掃、および換気を実施。
1-6. 学校内で生じた廃棄物は、清潔で消毒された状態で処理。

2. ソーシャルディスタンス

2-1. ソーシャルディスタンスの維持にあたり、規範と規制に従って共有スペースを再編成。
2-2. 学校のあらゆる職場は、アクリル板、マスク、消毒により、ソーシャルディスタンスの基準を確保。
2-3. ソーシャルディスタンス維持のため導線を再編成。人の流れは一方通行となり、共有スペース内の行動を制限 (休憩時間や通路上の会話はなし)。ソーシャルディスタンスが確保されていない場合、通路の利用は不可。トランジットエリアは、緊急時の避難のためにフリースペース。
2-4. エレベーターの使用は制限され、身体の不自由な方やその同伴者が利用可能。
2-5. 教室は学生と教師の間のソーシャルディスタンスを維持するために再編成。安全規定に従うため、1クラス内の人員も削減。
2-6. トイレと洗面所は個別に使用。スペースの共有を避け、並んで待つ際はソーシャルディスタンスを確保。
2-7. 公共交通機関利用時のソーシャルディスタンスは、国や地方自治体の規制に従って維持。

3. オペレーション

3-1. 感染が疑われる場合の緊急対応要綱を設定し、状況を調整および管理するスタッフを配置。
3-2. 教室内の混雑を避けるため、ピーク時はクラスの開始時間と終了時間をずらしてスケジュールを設定。
3-3. 必要に応じて、学生は通常授業をオンライン授業に変更可能。
3-4. 学校内の共有エリアは自動販売機を除いて閉鎖。
3-5. 課外活動は訪問先と地方自治体の規定に従って実施。

4. 安全対策

4-1. 学生の到着前および滞在中に新型コロナウイルスの最新情報を確認できるウェブサイトを案内。また、学生が到着前に準備すべき安全と健康、行動規定について質問できる問い合わせ先を設置。
4-2. 学校初日に、健康と行動規定に関する簡単なトレーニングを実施。
4-3. 学校の全スタッフは、新型コロナウイルスの行動規定についてトレーニングを受け、情報を共有。

以上です。
なお、再度休校(オンラインレッスンへの再移行)になる条件は、スペイン政府または地方自治体が街のロックダウンや外出禁止令を発令した時に限ります。学校の独断で休校になることはありません。
外務省による感染症危険レベルは3(渡航中止勧告)のため、渡航をお勧めすることはできませんが、スペイン留学をお考えの方はご参考にしてください。

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