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  1. ブリッジ留学サポートセンター ブログ

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ヨーロッパ諸国の2ヶ国留学と留学後の観光

ヨーロッパ諸国の2ヶ国留学と留学後の旅行

ヨーロッパ諸国間の移動は容易なため、2ヶ国留学や他国での観光、特に観光に関しては滞在中や帰国前に3ヶ国以上の観光をお考えの方もいらっしゃると思います。ブリッジ留学サポートセンターで扱っている国を中心に2ヶ国留学と他国での観光についてお話しします。

1. ビザなしで滞在可能な期間

イギリスは6ヶ月、アイルランドは3ヶ月、その他の国は90日の滞在が可能です。
※イギリスでは2019年6月より自動出入国審査システム(E-gate)が導入されますが、留学の場合は引き続き入国審査官に就学することを申告する必要があります。

イギリス 6ヶ月 ※留学の場合は入国時に就学することを申告
アイルランド 3ヶ月
マルタ 90日 ※シェンゲン協定加盟国
スペイン 90日 ※シェンゲン協定加盟国
ドイツ 90日 ※シェンゲン協定加盟国
イタリア 90日 ※シェンゲン協定加盟国
フランス 90日 ※シェンゲン協定加盟国

シェンゲン協定加盟国は加盟国全体で「180月間で最長90日の滞在」が条件です。つまり、スペインで90日、連続してドイツで90日、合計180日の滞在はできません。また、90日間連続してシェンゲン協定国内に滞在した場合、今後の90日間はビザなしで滞在することはできません。

2. イギリス留学後のアイルランド、シェンゲン国留学/観光

イギリスでの6ヶ月以内の留学後、以下の行程が可能です。

【可能な行程】
・イギリス留学6ヶ月以内→アイルランド留学/観光3ヶ月以内
・イギリス留学6ヶ月以内→シェンゲン国留学/観光90日以内
・イギリス留学6ヶ月以内→アイルランド留学/観光3ヶ月以内↔︎シェンゲン国留学/観光90日以内

3. アイルランド留学後のイギリス、シェンゲン国留学/観光

イギリス留学のみ注意が必要です(イギリス観光は問題なし)。アイルランドからイギリスへダイレクトに入国する場合、入国審査がありません。逆行程のイギリスからアイルランドへの入国にも入国審査はありませんが、アイルランドでは「観光目的」として留学が可能です。
一方、イギリスでは「留学目的」を申告する必要があるのですが、申告する機会がないために事実上留学することができないのです。
ただし、第三国を経由してイギリスに入国すれば入国審査があるため、留学は可能です。

【可能な行程】
・アイルランド留学3ヶ月以内→イギリス観光6ヶ月以内
・アイルランド留学3ヶ月以内→(第三国経由)→イギリス留学6ヶ月以内
・アイルランド留学3ヶ月以内→シェンゲン国留学/観光90日以内
・アイルランド留学3ヶ月以内→イギリス観光6ヶ月以内↔︎シェンゲン国留学/観光90日以内
・アイルランド留学3ヶ月以内→シェンゲン国留学/観光90日以内→イギリス留学6ヶ月以内
・アイルランド留学3ヶ月以内→(第三国経由)→イギリス留学6ヶ月以内→シェンゲン国留学/観光90日以内

4. シェンゲン国留学後のイギリス/アイルランド留学・観光

シェンゲン協定国での90日以内の留学後、以下の行程が可能です。

【可能な行程】
・シェンゲン国留学90日以内→アイルランド留学/観光3ヶ月以内↔︎イギリス観光6ヶ月以内
・シェンゲン国留学90日以内→アイルランド留学/観光3ヶ月以内→(第三国経由)→イギリス留学6ヶ月以内
・シェンゲン国留学90日以内→イギリス留学/観光6ヶ月以内→アイルランド留学/観光3ヶ月以内

5. シェンゲン国内留学シェンゲン国内観光はビザを取得しよう

イギリスやアイルランドを含めると、ビザなしでもヨーロッパで1年間の滞在が可能ですが、シェンゲン国内間のみの留学や観光は90日が限度です。シェンゲン国内で91日以上の滞在希望の方はビザを取得する必要があります。

・シェンゲン国留学+他のシェンゲン国観光
例えば1年間のドイツ留学後にイタリアやフランス等、他のシェンゲン国を観光して帰国することは可能です。つまり、『学生/ワーキングホリデービザの滞在期間+90日以下のビザなし観光』が可能です。
ただし、シェンゲン協定国間の移動には入国審査がありません。ビザ有効期限終了後にそのまま他のシェンゲン国を観光するこは不法滞在になる恐れがあるため、厳密にはその国の留学やワーキングホリデー終了後、一度イギリスなどのシェンゲン協定国外に出て、再度シェンゲン国に『観光』として入国することが必要です。
数年前にイタリア大使館に問い合わせたところ、『日本国籍者であればそこまでしなくても大丈夫でしょう』との回答がありましたが、同時期に問い合わせたスペイン大使館は、『一度イギリスなどのシェンゲン協定国外に出ること』との回答でした。
同じシェンゲン国でも各国の大使館によって見解が分かれますが、入国に関する規制がさらに厳しくなっている現在では、スペイン大使館の回答に従う方がよろしいでしょう。

【可能な行程】
・ビザ期間内のシェンゲン国留学→(シェンゲン協定国外に滞在)→シェンゲン国留学/観光90日以内

※スペインの学生ビザには、180日以内の短期学生ビザと181日以上の長期学生ビザがありますが、短期学生ビザは『観光の延長』とみなされているため、短期学生ビザ留学後のシェンゲン協定国内の観光はできません。

6. まとめ

ヨーロッパは国家間の移動が容易なため、帰国前や留学中の休暇を利用して他国を観光する人も多いと思います。尚、帰国前ではなく、留学中に観光したい方は学校申込時に個人的休暇を含めて手続きすることをお勧めします。
例えば、24週間の就学期間と2週間の個人的休暇を申し込めば、以下の日程が可能です。

・学校12週間→2週間の個人的休暇→学校12週間

国や学校によって個人的休暇の規定は異なりますが、ほとんどの学校では24週間の就学期間に対して2週間の個人的休暇くらいは認めてくれるでしょう。また、多くの学校では休暇の日程を現地で変更することも可能なので、渡航後にスケジュールを組むことが可能です。
そして、入学証明書は『26週間の就学期間』として発行されるため、ビザの有効期間も26週間以上になります。

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